法律用語を覚えるコツ
結局、どの科目にしても、問題集を解くことがコツになります。
通信教育や通学などでは十分な量の問題集が用意されていることと思いますが、書店に足を向けてみると、志向の違う問題集に出会うこともできますので、市販の問題集にもチャンレンジしてみましょう。
いきなり法律用語をすべて覚えようと思えば、一年の準備期間では足りません。
法律を初めて勉強する人にとっては、「○○が××でありかつ○○である」という難しい言い回しにノックアウトされることでしょう。
法律用語を覚えるコツは、すべてを暗記するということではありません。
それをしてしまうと、ちょっとしたひっかけの問題に躓いてしまう原因になるので注意してください。
暗記ではなく、理解するということがコツになるのです。
法律用語の理解と聞くと難しく感じますが、簡単に言うと、難しい言い回しを自分なりに置き換えて考えてみるということです。
分からない法律用語はもちろん、辞書や参考書で調べます。
そして、調べた後で、それを暗記するのではなく、自分の言葉で理解するのです。
例えば、極論になりますが、民法第7章の「時効」について、「時効の効力はその起算日にさかのぼる」こととされていますが、はっきり言って、法律用語に触れたことのない人にとっては、起算日って何。
時効ってそもそも何。
という世界でしょう。
時効についての章には、他にも時効の中断や援用についてたくさんのことが法律として定められているのですが、要するに「借金の請求ができなくなる期限が時効で、その起算日とは、返済期日の翌日」ということです。
時効や起算日については、調べなくてはもちろん分からない言葉ですが、調べてみると、「なんだ、そういうことか。」と簡単に思えてくるはずです。
ここが法律の面白いところです。
このように、法律用語を細かく覚えようとするより、身近な例や知り合いの名前に置き換えるなどして面白く理解することが最大のコツになります。
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