仕事内容の概要
まず、行政書士とは何なのか、ということですが、行政書士法という法律がありまして、その法律に基づく国家資格を持つ人のことを指しています。
行政書士法という法律は昭和26年に制定された歴史のある法律で、この法律に、行政書士になるための必要条件や仕事内容など、色々と定められているのです。
数年前に大人向けの漫画雑誌で行政書士の男性を主人公にした漫画が大人気になりました。
そのころから急激に受験者が増えたと聞いています。
弁護士や税理士に比べて、受験者数が少ない行政書士と言われていましたが、メディアの影響は大きいと感じました。
ちなみに、私たち行政書士を監督する省庁は総務省です。
仕事内容を簡単にご紹介すると、報酬をいただいて書類を作り、官公署に提出するという仕事です。
遺言書などの権利に関する業務も行います。
最近、何かと「書類・書類」です。
高齢者のちょっとした手続きでも、お役所はきちんとした「書類」を求めます。
署名して印鑑を押すだけの書類なら誰でも自分で提出できますが、複雑な記載が必要で、様々な添付書類が必要な書類になるとお手上げ。
こういう方たちから依頼が来ます。
実際に、情報があふれている現在では、書類にも正確性が求められ、添付する書類の数も増えてきています。
私たち行政書士への依頼も、不況はどこ吹く風。
とても増えているのです。
現在、正直なところ行政書士の数は足りていません。
毎日毎日、とても忙しく過ごしているのが現状です。
ちなみに、行政書士の資格を持っていない人が、特別な理由がないのに、官公署へ提出する権利書や契約書を作成して提出すると受け付けてもらえないどころか、罰せられる事もあるから要注意です。
余談ですが、行政書士にも弁護士バッジのようなバッジがあるのです。
コスモスの花弁の中に「てん書体」で行と書かれてあります。
普段からつけている人もいれば、私のように、特別な会合の時にしかつけない行政書士もいます。
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